にほんりょうりみやもと フリーダイアル0120-65-1288
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水琴窟とは、日本庭園の茶室入口の蹲踞(つくばい)や、書院縁先手水鉢の鉢前水門に造られたもので、
昔から「洞水門」「伏鉢水門」「伏瓶水門」と呼ばれていました。その構造は、
鉢前水門の下に底に小さな穴を
あけた瓶を伏せて埋め、手を洗った水が、穴から水滴となって落ちるように
工夫した一種の排水装置です。
 瓶の底に溜まった水面に落ちる水滴の音が瓶の中で反響して、
その音が琴に似ているので水琴窟と名付けられました。
洞水門が何時から水琴窟と呼ばれたか全く分かりませんが、江戸時代から、
江戸の庭師の間ではこの呼び名があったといいます。
 水琴窟は、江戸時代(文化文政1800年頃)に江戸の庭師が考案したと伝えられ、
音を楽しむ庭園技術のひとつですが、その起源は不明です。
明治、大正、昭和初期まで全国各地で盛んに造られましたが、戦争の激化と共に造る人も無くなり、
戦後は全く忘れられた存在となってしまいました。
 昭和34年東京農大の平山教授は「庭園の水琴窟について」という論文を雑誌に発表されました
。当時、日本全国で確認出来た水琴窟は二カ所のみ、それも瓶は泥に埋もれ、
音を聴くことは不可能でした。そのため平山教授は『幻の水琴窟』と呼びました。
 水琴窟の音はまさに日本の音文化の結晶であり偉大なる遺産です。
21世紀に残さなければならない日本の音風景のひとつです。
 21世紀を創造してゆく人間には、感性五感の回復が重要な要素となります
。新しい感性が日本の音風景を作り出して行く。その使命が水琴窟に求められています。


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